令和８年２月（2026/2/4～2026/3/5）

庚寅(かのえ とら)八白土星の月

一年の始まりの緊張感が、少しずつ「日常の顔」に変わっていく2月。
まだ風は冷たいけれど、陽ざしの色がふっとやわらぎ、立春の気配が心の奥をとんとんとノックし始めます。
ここからは、“今年をどう生きるか”を、そっと具体的な形にしていく時間です。

今月は、八白土星が中央に来る「転換と整理」のとき。
急に大きく変えるのではなく、積み上げてきたものを見直し、
「これからも一緒に行きたいもの」と「もう手放していいもの」を選び直すプロセスが始まります。

環境、人間関係、習慣――そのどれもが、少しずつ組み替えられていくイメージです。

干支は庚寅(かのえ とら)。

庚の鋭さは、曖昧なままにしてきたことに区切りをつける勇気をくれます。

そして寅の芽吹きの力は、「変えたい」と願ってきた自分に、
小さくても確かな一歩を踏み出させてくれる勢いを運んできます。

ただし、勢いだけで動くと、後から疲れがどっと押し寄せることも。
八白の月は、「止まって考える時間」もまた大切な運氣アップです。
焦って結論を出すよりも、心と身体が「うん、それで行こう」とうなずけるペースを選びましょう。

2月は、“変わり目の扉をどう開けるか”を決める月。
大きなジャンプでなくてかまいません。
生活の中の小さな選択を、一つひとつ自分の本音にそわせていくことで、
この先の一年の景色が、静かに、でも確実に変わり始めます。

ここから一緒に、変化を怖れず、でも無理をしない「一歩」を整えていきましょう。

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